JRA(日本
中央競馬会)は17日、
武豊騎手(55)と元
メジャーリーガーのイチロー氏(51=
マリナーズ球団会長付特別補佐兼イン
ストラクター)がコラボしたスペ
シャルムービー「ICHIRO MEETS KEIBA MOVIE」を、特設サイトで公開した。
第4回のテーマは「
モチベーション」。
武豊が「まず、
モチベーションが下がったり切れたりってあります?」と問いかけると、イチロー氏は「まず元気でないとダメってあるじゃないですか。『心技体』の順番って武さんの中でどんな順番になってます?」と問い返した。
武豊が「『体技心』かもしれない」とすると「おもしろい。僕も体は最初です。『体心技』かな」とイチロー氏。「体」の重要性で一致し、「これないと
モチベーション上がらないですよ。これが崩れていたらそもそもやる気起きないので」とイチロー氏が言えば、
武豊も「技も使えないし心も整わないし」と呼応した。
武豊は
モチベーションについて「僕は切れたり下がった感覚がない。よく聞かれるのが『どうやって維持されているんですか
モチベーションを」って。えって思う。おれ何にもしてない。保つために何にもしてないな。下がったことがない」とし、「特にガーっと盛り上がることもないけど。その中でいい馬に出合ったりいいレースに出られると決まったりするとやったみたいな感じはありますけど、下がる落ちる経験はない」と続けた。
「おもしろい」としたイチロー氏は「それは僕は全然違いますね。ずっとそこにあって欲しいですけど、僕の場合は何か目標を達成した時とか技術を獲得した時に、満足しちゃダメだと言われるんですけど、今満足しなかったらいつ満足できるんですか僕って思っちゃうんですよね。一旦、満足させてください。じゃないと
モチベーション出ないんです。戒めてばっかだと。それは大事なことですけど、一瞬くらい満足させてくださいよって思っちゃうんですよ。満足感、達成感を味会わなかったら次なんか進めない。何かを達成したら満足するようにしています、そうすると次が出てくるのが分かっているので」と説明。その上で「武さんみたいに力が抜けている状態というか、理想的ですよ、意識しないでそこにあるっていうのは」と話した。
テーマが「
有馬記念」の第5回は12月20日公開予定となっている。
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