「
ホープフルS・G1」(28日、中山)
血統というのは本当に面白いもので、いつ、どこで、どの馬に花が咲くかが分からない。メジャーどころならばある程度の活躍は察しがつくが、あとから血統表を見て「あの系統だったのか!」と思うこともしばしば。今回紹介する
ショウナンマクベスは、そんな見落としがちな一頭です。
父は15年朝日杯FSを制した
リオンディーズ。
父キングカメハメハ×
母シーザリオという良血馬で、種牡馬としては今年の
天皇賞・春で
テーオーロイヤルが産駒初のG1制覇を達成。一時に比べて種付け頭数が減少していただけに、この勝利を機に再び息を吹き返してほしい。
そして、注目すべきは
母ウインフロレゾン。てっきり“ウイン”の系統かと思っていたら、1つ下の半妹が…何と15年
マーメイドSを制した
シャトーブランシュ。つまり、
ショウナンマクベスは昨年“世界一”の称号を得た
イクイノックスのいとこに当たり、昨年の北海道セレクションセール1歳で7千万円(税抜き)の高値が付いたのもうなずける。
しかも、母父が94年朝日杯3歳S(現・FS)を制した
フジキセキとあって、早期からの活躍が期待できる配合。
サンデーサイレンス4×3の濃厚クロスがあるのも特徴的だ。爆発力を秘めた好素材が、現段階でどれだけやれるか興味深い。
提供:デイリースポーツ