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東は荒れない? 中山金杯史上最高の配当

  • 2025年01月02日(木) 08時33分
 ハンデ戦には珍しく、中山金杯は荒れないレースだ。3連単が発売開始された05年以降、7桁の配当は一度も出ていない。そこでこれまでの高配当ベスト3を振り返りたい。

 第3位は09年だ。勝ったのは4番人気のアドマイヤフジ。番手から押し切って、96〜97年のベストタイアップ以来、2頭目となる連覇を達成。さらには94年のヒダカハヤト以来、15年ぶり2頭目となる7歳馬の戴冠を果たした。2着は2番人気のヤマニンキングリー、3着は11番人気のミヤビランベリで、3連単は23万2760円だった。

 第2位は10年。5着までが同タイムの大接戦を制したのは1番人気のアクシオンだった。明け7歳ながら、前走の鳴尾記念に続く重賞連勝で本格化をアピール。サンデーサイレンス産駒としては99年のサイレントハンター、00年のジョービッグバン、06年のヴィータローザに続く、4頭目の制覇だった。2着は5番人気のトウショウシロッコ、3着は15番人気のトウショウウェイヴで、3連単は24万8790円となった。

 そして第1位は06年だ。この年もハンデ戦らしいレースとなった。メジロマントルが逃げ切りを図るものの、残り200mから脚が鈍る。1番人気のキングストレイルは追われてジリッぽい。かわって伸びてきたのは7番人気のヴィータローザ。ゴール前で外から猛追してきた6番人気のアサカディフィートをハナ差凌ぎ、2年4カ月ぶりの重賞3勝目を手にした。2着からクビ差で3着は9番人気のカナハラドラゴン。人気馬は総崩れとなったが、それでも3連単は36万5360円に留まったのだった。

 このように中山金杯の3連単は最高でも36万円。近4年は5桁配当に落ち着いている。今年こそは大波乱となるのか、それとも…。そういった視点でも注目したい一戦となる。

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