2024年の中央競馬も、28日(土)をもって最終開催。GI最終便は、2歳の中距離王決定戦・ホープフルS(GI・中山・芝2000m)が行われます。

　来年の3歳クラシック戦線を占う意味でも重要な一戦。一年の総決算としても馬券は当てておきたいところです。

　それでは出走メンバーを確認しておきましょう。

　混戦ムードが漂うところですが、現在1番人気になりそうなのは、前走・GII東京スポーツ杯2歳S(GII・東京・芝1800m)を勝って2戦2勝のクロワデュノール(牡2・栗東・斉藤崇史厩舎)。先行して最速上がりを出せる能力はここでもトップクラスでしょう。

　続いてはこれも2戦2勝マジックサンズ(牡2・栗東・須貝尚介厩舎)。前走はGIII札幌2歳S(GIII・札幌・芝1800m)1着からの休み明け。鞍上の佐々木大輔騎手にとってもGI制覇のビッグチャンスとなります。

　さらにはこれも2戦2勝のマスカレードボール(牡2・美浦・手塚貴久厩舎)。前走はアイビーS(L・東京・芝1800m)1着。東京スポーツ杯2歳Sより時計はこちらのほうが上。鞍上は今年の有馬記念勝利の戸崎圭騎手です。

　ほかにも前走アイビーS2着のピコチャンブラック(牡2・美浦・上原佑紀厩舎)は川田将雅騎手での参戦。初戦1番人気1着だったアパパネの仔・アマキヒ(牡2・美浦・国枝栄厩舎)はC.ルメール騎手で。ほかにもまだ能力を秘めている候補がズラリと揃っています。

　こんな混戦でこそチェックしておきたいのが、netkeibaオリジナル『調子偏差値』。

　出走馬の調子を偏差値化、ランキング順でも表示できる予想ツールです。激走する可能性のある人気薄、危険な人気馬も数値で判定可能。さらに調子が上がっている馬は「急上昇」マークでピックアップする、まさに馬券作戦の心強い味方です！

　それでは12月27日(金)に出た『ホープフルS』の調子偏差値速報をお届けしましょう。

　今回は「急上昇」がなんと4頭も登場しています。これは昨年のこのレースとまったく同じです。なかには人気薄の馬もいるのでチェック必須でしょう。

　さて、現在1番人気が予想されているクロワデュノールは偏差値72での1位でした。前走・GII東京スポーツ杯2歳S時が60だったので自己最高偏差値でもあります。状態面に関してはかなり良いと判断できます。

　2番人気想定のピコチャンブラックは偏差値71での2位に。この馬も前走時よりかなり調子を上げています。

　さらに、現在3番人気予想されているマジックサンズは偏差値69での4位でした。こちらはまだ70台は出していないものの、2連勝時より数値としては上がっています。全体的に、やはり上昇度の高い馬たちが気になる存在となってきそうです。

　さて、あなたの本命馬はどんな偏差値なのか？ この機会に『調子偏差値』をチェックしてみてはいかがでしょう。

　※レースによって「急上昇」に該当する馬がいない場合があります。該当馬の有無はご購入前にご確認ください。