◆第74回
中山金杯・G3(1月5日、中山競馬場・芝2000メートル、良)
2025年中山競馬の開幕を飾るハンデ重賞は18頭によって争われ、単勝4番人気でハンデ58キロの
アルナシーム(牡6歳、栗東・
橋口慎介厩舎、父
モーリス)が直線で鮮やかに抜け出し、昨年の
中京記念以来となる勝利で重賞2勝目を挙げた。勝ち時計は1分58秒1。
前走の
マイルCS(11着)で初コンビの藤岡騎手は昨年の
京都新聞杯(
ジューンテイク)以来48度目の重賞勝利。これまで
中山金杯は10年4着(
デルフォイ)、14年2着(
カルドブレッサ)、19年2着(
ステイフーリッシュ)で、4度目の騎乗で初勝利となった。
2着は6番人気の
マイネルモーント(
丹内祐次騎手)、3着は8番人気の
ボーンディスウェイ(
木幡巧也騎手)だった。
津村明秀騎手(
リカンカブール=15着)「競馬に行くまでの雰囲気は良かったですが、ゲートの中でゴトゴトして、うまく出られなかった。今日は前の止まらない馬場で、あの位置(道中は16番手)は苦しかったです」
内田博幸騎手(
セイウンプラチナ=11着)「前に行ってほしいという指示でしたが、(スタートが)速かったので、出たなりの位置で。馬の後ろでちゃんとレースができて、最後も食い下がってくれた。次につながる競馬ができました」
木幡初也騎手(
シンリョクカ=12着)「自在性のある馬なので、レースに対応していくイメージでした。ポジションは勝ち馬と同じ位置だったけど、前に馬を置いて壁をつくりたかった。終始、はまりきらず、流れ込んだ感じでした。今日は枠(17番)に泣かされました」
杉原誠人騎手(
カラテ=13着)「いつも通りの位置で流れに乗っていこうと思ったけど、馬に囲まれる形で気を使っていた。最後は差を詰めてほしかったです」
佐々木大輔騎手(
ジェイパームス=14着)「ゲートの出がよかったので、抑えっぱなしではなく、行っていいと思ったが、ペースが流れてしまいました。息の入るところがなかったです」
スポーツ報知