11日の中京10R、恵那特別(ダート1800メートル)で、単勝1・3倍の断然1番人気に推された
ダブルハートボンド(牝4歳、栗東・大久保)が勝利。3馬身差の快勝で無傷の3連勝を飾った。勝ち時計は1分52秒6(良)。
大外枠発進から好スタートを決めた。道中は3番手で進める初めての形になったが、動じることはなく、手応え十分に4コーナーをパス。直線では
ミヤジレガリアとの追い比べとなったが、勝負根性を発揮し、ラ
イバルを競り落とした。
坂井は「能力は抜けていたので、スムーズな競馬で力通りの内容でした。無事にいけばこの先も楽しみです」とコメント。大久保師も「スタートをパッと決めてくれて、安心して見られました。クラスが上がるとそんなに簡単ではないと思いますが、またいい状態で送り出したい。もともと速いところではいいフォームで走っていた馬ですし、そこを邪魔しないように成長させていきたいです」と今後を展望した。
同馬は初出走の未勝利戦を6馬身差で快勝すると、続く2戦目では2着馬に1秒9差をつける圧勝劇を演じ、ダートの大物候補と話題になっていた。昨年の
有馬記念を最後に引退した
アイドルホース・
ディープボンドと同じ大久保厩舎所属の
キズナ産駒で、偉大な厩舎OBと同じく平子助手、谷口助手が担当している。
提供:デイリースポーツ