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【京成杯】ニシノエージェント 豪快末脚でクラシックへ名乗り 出世レースで見せた確かな成長 

デイリースポーツ
  • 2025年01月20日(月) 06時00分
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 「京成杯・G3」(19日、中山)

 一昨年は皐月賞ソールオリエンス、昨年はダービー馬ダノンデサイル菊花賞アーバンシックを輩出。そんな出世レースを制したのは11番人気の伏兵ニシノエージェントだ。直線で伸びあぐねる人気馬を横目に、豪快な末脚でゴールへ飛び込み大波乱を演出した。

 前半5F通過が58秒3。ハイペースを冷静に見極め、道中は後方で息を潜めた。4角で前を射程圏に入れると、津村の仕掛けのタイミングはドンピシャ。「スタートから4角で抜けてくるまで、何もかも全てうまくいった。3~4角でゴチャついたけど、1頭分の所をうまくさばけた」。先に抜け出したドラゴンブーストをとらえると、返す刀で大外を伸びてきたミニトランザットの猛追を鮮やかに封じ込めた。

 開業2年目の千葉師はうれしい重賞初制覇。騎手時代からお世話になっている、西山茂行オーナーの所有馬でのVに「厩舎の初勝利(セイウンプラチナ)も、初重賞も勝たせていただいた。結果を出せて良かった」と胸をなで下ろす。そして、殊勲の津村は美浦・鈴木伸厩舎に所属していた時の先輩。「縁のある方々と一緒に表彰式に立てて幸せです」と感無量といった様子だ。

 昨年暮れのホープフルSは登録だけにとどめ、ここに照準を定めてハードに乗り込んできた。「よく耐えてくれた」と指揮官がたたえれば、津村も「以前より乗りやすくなっている」と確かな成長を感じ取る。師は次戦について明言を避けたが「きょうのような競馬ができれば、距離はもう少し延ばしてもいいかな」と、見据えるのはもちろん春の大舞台だ。今後は注目される立場。タイトルホルダーとして真価が問われる。

提供:デイリースポーツ

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