「
若駒S」(25日、中京)
かつて
ディープインパクトや
トウカイテイオーなどが、ここから羽ばたいた伝統の出世レース。今年は西の名門・友道厩舎が送り出す
サトノブリジャールが耳目を集めている。
伯母にG1・7勝馬
ジェンティルドンナを持つ良血馬。京都芝1800メートル戦の新馬戦は幼さを残しつつも、ラスト2F区間で11秒9-11秒7と加速したレースラップを、上がり最速で差し切り勝ち。2着には半馬身差だったが、その着差以上に素質の違いを感じさせる勝ちっぷりだった。
印象的なデビュー戦から3カ月。無理使いしなかったことが奏功し、ひと回り
パワーアップした。友道師は「秋からここまで待って、体の
バランスが良くなった。幅はもう少し出てきてほしいけど、体高が伸びて格好いい体つきになりましたね」と
ジャッジ。「前走を使って前向きさも少しは出てきている」と、内面的な部分にも成長を感じ取っていた。
厩舎の大先輩
マカヒキも10月京都で芝1800メートル戦の新馬戦を制し、2戦目に
若駒Sを快勝。その後の活躍は言うまでもない。偉大なOBの蹄跡をたどり、クラシックロードを切り開いてみせる。
提供:デイリースポーツ