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【AJCC】異色のネロ産駒・ニシノレヴナント 父に初タイトルを届けるか

  • 2025年01月23日(木) 19時00分
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 生粋のスプリンターとして名を馳せたネロの産駒となるニシノレヴナント(セ5、美浦・上原博之厩舎)が、アメリカジョッキークラブカップ(4歳上・GII・芝2200m)で重賞初制覇を狙う。

 ニシノレヴナントは父ネロ母ニシノアモーレ、母の父コンデュイットの血統。両親ともに西山茂行オーナーの所有馬。父は16年と17年の京阪杯を連覇。8勝、2着10回の全てが1200m以下という典型的なスプリンターだった。産駒も短距離の傾向が強く、これまでのJRAでの13勝のうち、ニシノレヴナントの4勝を除いた9勝はマイル以下となっている。一方、母系を見ると母はJRAで3勝、祖母のニシノマナムスメは07年の愛知杯と08年のマイラーズCで2着の活躍馬。そして曽祖母のニシノフラワーは92年の桜花賞スプリンターズSの覇者だ。本馬は父の祖母であり、母の曾祖母でもある名繁殖牝馬デユプリシトの3×4のクロスを持っており、名門・西山牧場の結晶のような馬といえる。

 ここまで15戦4勝。デビュー当初は1800m以下を使われて勝ち切れなかったが、距離を延ばして軌道に乗った。ここまでの4勝の内訳は2400mで2勝、2500mで2勝。23年12月のグレイトフルSを制してオープン入り。その後はダイヤモンドSが7着、メトロポリタンSが6着、オールカマーが9着、天皇賞(秋)が10着と結果を残せていないが、レースぶりは着実に良くなっている。まだまだ見限るのは早計だ。

 ネロ産駒はこれまでJRA重賞に延べ5頭が出走し、昨年のダイヤモンドSのニシノレヴナントの7着が最高着順となっている。西山茂行オーナーは昨年末の中山大障害ニシノデイジー、先週の京成杯ニシノエージェントで制覇。この勢いに乗り、ニシノレヴナントが自身はもちろん、父の産駒としても初のタイトル獲得となることを期待したい。

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