「第30回プロキオンS」の
サンライズジパングも飛躍を期す4歳馬。追い切りはCWコースで猛時計を叩き出した。臨戦態勢は十分、整っている。
目をむいたのは手綱を取った鞍上だったか。チャンピオンズC6着から参戦する
サンライズジパングはCWコースの最終追いに初コンビの坂井が騎乗。騎乗停止の
武豊に替わる起用になるが、改めてスケールの大きさを感じ取ったはず。
3頭併せは
佐賀記念に向かう
ノットゥルノ(6歳オープン)、根岸Sで反撃を期す
デルマソトガケ(5歳オープン)の胸を借りる豪華さ。先行する
ノットゥルノを追う形で直線は内に併せ、首差先着。内めを回った分を考慮しても6F78秒7~1F11秒5の時計は驚愕(きょうがく)に値する。双眼鏡で動きを確認していた音無師は満足げだ。
「3頭併せの真ん中で、という指示だったが
デルマソトガケが追い付かなかった。先着して時計も良かったし、何も問題ない」
容赦ない仕上げが意気込みを感じさせる。12番枠だった前走について音無師は「見ての通り。上位は内枠の馬ばかり。枠順の差は確かにあった」と嘆く。既にサウジアラビアのレッド
シーターフハンデキャップ(2月22日、キングアブドゥルアジーズ)の招待受諾が発表されているが当然、フェブラリーS(2月23日、東京)との両にらみ。どちらに向かうかは「レースが終わってから」と指揮官。ここで結果を出せば国内G1に舵(かじ)を切る。今春、定年引退を迎える音無師の夢を背負って
ジパングが突き進む。
スポニチ