「第61回
報知グランプリカップ」が23日、
船橋競馬場で行われた。1番人気の
キングストンボーイが直線抜け出して優勝、重賞2連勝とした。同馬と2着
ムエックスには「第70回
ダイオライト記念」(Jpn2、3月12日、船橋)、「第28回
京成盃グランドマイラーズ」(S1、3月11日、船橋)への優先出走権が与えられた。
単勝2.3倍の圧倒的支持。馬券を買っていたファンはスタートから肝を冷やした。「出遅れというより出なかった」と御神本が振り返ったように最後方発進。最内枠だっただけに、そこから大外に持ち出してポジションを上げていった。
1コーナーでは5番手の外につけると、その位置をキープして脚をためた。仕掛けたのは3コーナー過ぎ。一気に捲って行き、4コーナーでは前を行く
リンゾウチャネルを射程圏内に捉えた。直線残り200メートルで先頭に立つと、内から伸びてきた
ムエックスを3/4馬身抑え切ってゴールした。
「スタートはドキッとしたが、いいリカバリーができた。前走
サヨノネイチヤを破ったのがフロックではないことを証明できた」と御神本は価値ある白星に納得の表情を浮かべた。
次走は「権利を取った
ダイオライト記念」と渡辺和師。勢いそのままにダート
グレード獲りに挑む構えだ。
スポニチ