「AJCC・G2」(26日、中山)
重賞3勝馬
レーベンスティールが23日、始動戦に向けて美浦Wで最終リハ。3頭併せで力強い伸びを見せて、上々の仕上がりを示した。重賞2連勝で臨んだ前走の
天皇賞・秋は8着に敗れた。巻き返しとともに、G1タイトル獲得を見据える25年。快勝発進で弾みをつけたい。
昨年の
天皇賞・秋8着以来となる
レーベンスティールが美浦Wで上々の動きを見せた。坂路で脚ならしをしてからWへ。先行する
ウェットシーズン(4歳2勝クラス)、
プリティディーヴァ(3歳オープン)の後ろで折り合い、直線で力強く伸びる。内から馬なりのまま併入した。時計を要する冬場の馬場でも、6F80秒6-35秒5-11秒2と上々の時計を示した。
今回、課題として挙げていたのは操縦性、ハミ受けなどに関するメンタル面。田中博師は「今週の方が我慢が利いていましたね。完全に不安を取り切れてはいないけど、調教の範囲内ではいいところまできた」と手応えを語る。
重賞2連勝で挑んだ前走は、美浦Wで6F77秒5-35秒4-11秒4の猛時計をマークするも8着に敗れた。それと比べて今回は時計を要しているが「前回はレースが近づくにつれて課題が増えてきた。1週前は反応が悪く、当週は反応が良過ぎました。適度に間隔をあけた方がいいと思う」と振り返る。
3カ月ぶりの実戦となる。慎重派のトレーナーは「入厩から慎重に調整して取り組んできたことが実を結んで良かった。ベストな条件とは思わないけど、2つとも(
セントライト記念、
オールカマー)強い勝ち方ですからね」と笑顔を見せた。胸を張れるほどの圧勝劇を見せて、再び大舞台への返り咲きを目指す。
提供:デイリースポーツ