第61回報知
グランプリC・S3は23日、
船橋競馬場で古馬の強豪14頭が1800メートルを争った。1番人気に推された
キングストンボーイ(御神本訓)が直線で抜け出し、
ムエックスに3/4馬身差をつけて優勝。
勝島王冠に続く重賞連勝で伝統のレースを制した。1、2着馬には
京成盃グランドマイラーズ・S1(3月11日、船橋)と
ダイオライト記念・Jpn2(同12日、船橋)への、1着馬には
かしわ記念・Jpn1(5月5日、船橋)への優先出走権が与えられた。優勝馬の関係者には報知新聞社・永山一規ビジネス局長から報知杯などが贈られた。
1番人気に推されながら、まさかの出遅れ。これで
キングストンボーイの手綱を執る御神本訓の腹は決まった。無理に先行争いに加わることなく、前をうかがいながら外からじりじり順位を上げる道中。4コーナー2番手から抜け出すと、
ムエックスを3/4馬身差で振り切った。
御神本訓は「あそこまで遅れるとは想定外だった。ヒヤッとした」と胸中を明かし、それでも「状態は良くなっていたし、自信を持って乗った。直線で先頭に立ってからフワッとしたが、後ろから来られたらまた伸びた。前走の勝利がフロックではないと証明できた」と
勝島王冠に続く重賞連勝に胸を張った。今後は権利を得た
ダイオライト記念・Jpn2を目指して調整される予定。
◆
キングストンボーイ 父
ドゥラメンテ、
母ダイワパッション(
父フォーティナイナー)。大井・
渡辺和雄厩舎所属のセン7歳。北海道新ひだか町・田上徹氏の生産。通算20戦4勝(うち
JRA18戦2勝)。総獲得賞金は1億1878万7000円(うち
JRA8178万7000円)。主な勝ち鞍は24年
勝島王冠・S2。馬主は吉田和美氏。
スポーツ報知