現地時間23日、北米の
年度代表馬表彰である2024年度エクリプス賞の各受賞馬が発表された。受賞馬は下記の通り。
( )の年齢は昨年時。
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年度代表馬ソーピードアンナ(
Thorpedo Anna、牝3、米・K.マク
ピーク厩舎)
BCディスタフで古馬相手に2馬身半差の完勝。ほか、ケンタッキー
オークス、
エイコーンS、CCA
オークス、
コティリオンSと年間で米G1計5勝を挙げたほか、ト
ラヴァーズSではのちの
BCクラシック2着馬
フィアースネス(
Fierceness)とアタマ差の接戦を演じるなど、1年を通じてハイレベルな走りを見せた。なお、牝馬が
年度代表馬に選ばれるのは13年ぶり。
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最優秀2歳牡馬シチズンブル(
Citizen Bull、牡2、米・B.バ
ファート厩舎)
2戦目の
デルマーフューチュリティ(米G1)こそ3着だったが、
アメリカンファラオS、BCジュ
ベナイルと米G1・2勝を挙げた。
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最優秀2歳牝馬イマーシブ(
Immersive、牝2、米・B.コックス厩舎)
デビューから無傷4連勝。スピナウェイS、アルシビアデスS、BCジュ
ベナイルフィリーズと米G1・3勝を挙げた。
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最優秀3歳牡馬シエラレオーネ(
Sierra Leone、牡3、米・C.ブラウン厩舎)
1年を通じて安定した成績を残し、
BCクラシック(米G1)で同世代の強豪や、並みいる古馬を破ってダート王者に輝いた。
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最優秀3歳牝馬ソーピードアンナ(
Thorpedo Anna、牝3、米・K.マク
ピーク厩舎)
投票者208人による満票での受賞。
年度代表馬にも選出されている。
■最優秀ダート古牡馬
ナショナルトレジャー(
National Treasure、牡4、米・B.バ
ファート厩舎)
ペガサスWC(米G1)で、のちにサウジC(沙G1)を勝つ
セニョールバスカドール(
Senor Buscador)を撃破。そのほか、
メトロポリタンH(米G1)を制した。
■最優秀ダート古牝馬
イディオマティック(
Idiomatic、牝5、米・B.コックス厩舎)
年内5戦3勝、2着2回。ラト
ロワンヌS、
スピンスターSと米G1・2勝を挙げ、牝馬ダート路線をけん引した。
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最優秀短距離馬ストレイトノーチェイサー(
Straight No Chaser、牡5、米・D.ブラッカー厩舎)
5月のメリーランドSS(米G3)で初タイトル。9月のサンタ
アニタス
プリントチャンピオンS(米G2)を
ステップにBCス
プリント(米G1)を制覇した。
■最優秀短距離牝馬
ソウルオブアン
エンジェル(Soul of an Angel、牝5、米・S.
ジョセフJr.厩舎)
年内11戦の
タフネス。米G2、米G3をそれぞれ1勝したほか、BCフィリー&メアス
プリント(米G1)で
ビッグタイトルをつかんだ。
■最優秀芝牡馬
レベルスロマンス(
Rebel's Romance、セ6、英・C.アップルビー厩舎)
BCターフでは日本の
ローシャムパークらを抑えて勝利。年内にカタール、UAE、香港、ドイツ、アメリカと5カ国で重賞を制した。
■最優秀芝牝馬
モイラ(
Moira、牝5、米・K.アタード厩舎)
4戦して2勝、2着2回と安定した成績。ビヴァリーD.ステークス(米G2)、BCフィリー&メアターフ(米G1)と2つのタイトルを手にした。
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最優秀障害馬スナップディシジョン(Snap
Decision、セ10、J.フィッシャー厩舎)
年内に重賞3勝。アメリカ障害競走で最高峰に位置するアメリカングランドナショナル(米障害G1)ではクビ差の接戦を制した。