「
シルクロードS・G3」(2月2日、京都)
京阪杯で待望の重賞タイトルを手にした
ビッグシーザー。好位のインを確保し、直線で逃げ馬の外へ出すと、食い下がる2着をゴール前で競り落としてV。オ
パールSに続く、2連勝で素質馬が軌道に乗ってきた。父
ビッグアーサーは5歳春の
高松宮記念でG1初制覇。父の背中を追い、3連勝を飾り、桶狭間決戦の主役に躍り出る。
京阪杯のリベンジに燃える
ウインカーネリアン。その前走は最内枠から先手を奪取し、直線で押し切るかに見えたが、直後で運んでいた勝ち馬
ビッグシーザーに、ゴール寸前で首差かわされた。後じんを拝したラ
イバルと早くも再戦。明けて8歳となったが、スピード能力は現役屈指。今度はハナを奪って後続の追撃を完封してみせる。
淀短距離Sでオープン初Vを決めた
ソンシ。好位追走から4角手前で徐々に進出。残り1F過ぎから満を持して追いだされると、力強く抜け出して快勝した。デビュー時から芝1400メートルに特化して使われてきたが、昇級後は芝1200メートルに矛先を向けて2、1着。高いス
プリント適性を示す。引き続き、同じ舞台ならマークは外せない。
ラピスラズリSを鮮やかに逃げ切った
ペアポルックス。前走は出遅れて、自分の競馬ができなかったが、今回は一転して抜群のスタートを切ると、積極的にハナに立ち、危なげなく押し切った。京都では2、2、3着と良績があり、発馬さえ決まれば重賞でも見劣りしない。
条件戦を3連勝中の
セントメモリーズ。前走の
奥多摩Sは、ゴール前の大接戦を鼻差で制してV。レースセンスの高さでクラスの壁を次々と突破してきた。勢いそのままに
ノンストップでの重賞獲りへ。
提供:デイリースポーツ