「2024年度
JRA賞授賞式」が27日、都内のホテルで各部門を受賞した関係者らが出席して行われた。
年度代表馬に輝いた
ドウデュースの主戦で、
JRA賞特別賞を受賞した
武豊(55)=栗東・フリー=が、種牡馬になった相棒との現役時代の思い出、そして順調に行けば28年にデビューする産駒への思いを語った。
24年度の
年度代表馬ドウデュースの主戦で
JRA賞特別賞を受賞した
武豊が、ターフを去った相棒について「強さもそうですけど、思い出の深い馬です。50歳を過ぎて、こんなにワクワクさせてもらいまいした。いい馬に巡り合えました」と感慨深げに語った。
デビューから主戦を努め、G1・5勝を記録。その中でも印象に残っているのがダービーだ。「すごくうれしかった。松島オーナーとは馬主になる前から付き合いがあって、“いつか一緒にダービーを”と夢物語のようなことを言っていた。それが本当になったからね」と笑顔を見せる。自身にとっても53歳でのダービー制覇。20、30、40代に続いての
ビックタイトル獲得となった。
ドウデュースはこれから種牡馬としての新たな生活が始まり、28年に産駒がデビュー予定だ。「スピードと持久力があり、種牡馬として求められるものを全て持っているような感じはします。早く乗りたい」と騎乗を楽しみにしている。初年度産駒がダービーに駒を進めてきた時、レジェンドは60歳になっている。60代でのダービー制覇-。「そうなればいいですね。まずは今年、勝ちたいですけどね。でも、頑張りますよ。それが一つの目標になります」。夢は尽きない。
日本のレースだけではない。
凱旋門賞についても「毎年、行きたいね。
ドウデュースの子どもでも
トライできたらうれしい」と意欲を見せる。レジェンド・
武豊と
ドウデュースの第2章が今から楽しみだ。
提供:デイリースポーツ