2月16日(日)に京都競馬場、芝2200mで行われる
京都記念。昨年の同レースの勝ち馬
プラダリア(栗東・
池添学厩舎)は今年もここへの出走を予定しており、今朝29日はレースに向けた2週前追い切りを行っている。
朝一番のCWで
池添謙一騎手が騎乗。馬場入りする時から歩く姿勢がすごく安定していて、馬場入りしてからの走りも実にスムーズ。単走ではあったが、走ることに集中できている感じだし、1コーナーから2コーナーを回って、少しラップが速くなったかと思うと、向正面に入ると自らペースを落とした。
そこからじわじわとラップを速めていくが、鞍上も加速を促さなかったことで追い切りのラップとしては少し遅め。最後の直線に向いてからもグンと加速するような感じではなく、馬なりで流したというような感じだった。
時計は6F85.4~5F69.6~4F54.3~3F38.9~2F24.2~1F12.0秒。同じ時間帯にバンバン速い時計が出ていたので、数字だけの比較だとかなり地味に映る。ただ、動きに関しては安定感があり、調子が悪い時の追われても反応が鈍いといったところは全くなかった。追い切りで動くというタイプでもないし、やったからといって結果を出すタイプでもない。時計からは読み取ることができない、実際に見ないと分からない、雰囲気の良さを感じる追い切りだった。
(取材・文:井内利彰)