2024年度、
JRA賞では特別賞を受賞した
フォーエバーヤング(栗東・
矢作芳人厩舎)。次走は2月22日(土)にキングアブドゥルアジーズ競馬場で行われるサウジCに出走を予定しており、今朝29日はレースに向けた追い切りを行っている。
CWで
坂井瑠星騎手が跨っての追い切り。
アスクアイルビゼアと
クランドゥイユが先行して、それらをかなり後ろから追走していたが、向正面での走りはスムーズだった。ラップ自体は少し速かったが、それを楽な手応えで走っていたし、3コーナーから4コーナーでも前との差がかなりあったが、いつでも追いつける、そんな勢いでもあった。
最後の直線に向くと先頭
アスクアイルビゼアは早々に失速して、
クランドゥイユが追い比べになるかどうかという感じ。ただ、これもあっさりと交わされて、最後は
フォーエバーヤングが抜け出して楽々と先着。ゴール前は気を抜かない程度に軽く促される程度だった。
時計は6F80.0~5F65.5~4F51.5~3F37.7~2F24.4~1F12.3秒。追い切りの動きを見た印象よりも数字が遅かった、というのが正直な印象だが、この日の栗東坂路は風が強く、時計と見た目の印象が一致しないことも多かった。それだけに判断の難しいところだが、見た目の印象は決して悪くなかった。
(取材・文:井内利彰)