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【根岸S】ドンフランキー良化歴然!ラスト1F11秒6 米国遠征帰国初戦も万全

スポニチ
  • 2025年01月30日(木) 05時30分
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 実績馬と新興勢力がぶつかり合うダート重賞「第39回根岸S」の追い切りが29日、東西トレセンで行われ、栗東では現役屈指の巨漢馬ドンフランキーがコンビを組む池添を背にCWコースで完全復活を告げる動き。パワフルな脚さばきで駆け抜け、米国遠征帰りでも万全の仕上がりをアピールした。

 笑顔が戻った。ドンフランキーの最終追いはCWコース併せ馬。2週連続で手綱を取る池添の赤いジャケットが目を引く。手綱さばきに熱い気持ちを込めた。

 攻め駆けするセッション(5歳オープン)を3馬身追走。折り合いを付けながら、前を追う。直線は内から馬体を併せ、スムーズな伸び。直線半ばであっさり突き放すかに見えたが、最後に差し返されて併入ゴール。が、これには理由があった。池添は「後ろのバンテージが外れ、走りづらそうだった」と説明。馬が気にして加減したように見えたが、6F82秒0~1F11秒6をマーク。弾むような脚さばきでパワフルだった。

 動きの良化は鞍上の表情を見れば歴然。感触を確かめて浮かべたのは安堵(あんど)の笑み。事実、併せ馬で遅れた1週前の時点では表情も険しく、首をかしげるばかりだったのだ。

 「先週の感じは話したとおりです。今までより緩さが大きく“まだかな”と。それが日曜にもしっかりやった(CW6F87秒7~1F13秒5)ことで、今日は我慢もできて直線の反応も良かった。直線はゴールまでしっかりやれたし、今日の分でしっかり上がって来ると思います」

 600キロ近い超大型馬ゆえ、仕上げには段階を必要とする。まして今回は米国遠征(BCスプリント9着)からの帰国初戦。陣営がやきもきしたのも当然。が、1週前がホップなら日曜追いがステップ。さらに最終追いでジャンプできれば十分勝ち負けに届く。鞍上も手応えをつかんでいる。

 「去年2着したドバイ(G1ゴールデンシャヒーン)が大目標になります。自分の力さえ出せれば、いい初戦になってくれると思います」

 良化途上で迎えた昨年のフェブラリーS(9着)はしぶとく粘り、見せ場十分の内容だった。今回は同じ復帰戦でも【5・1・0・1】の得意な7F戦。比類なき天性のスピードを生かし、天を突く巨体が猛進。約1年ぶりのJRA出走で圧倒的な存在感を発揮する。

 《JRA重賞最高馬体重V更新も》ドンフランキーは23年プロキオンSを594キロで制し、JRA重賞の最高馬体重V記録を更新した。JRAの最高馬体重勝利は14年5月17日の京都12Rを制したショーグンの626キロ。ドンフランキーは昨年8月に盛岡の交流重賞クラスターCを607キロで制した。JRA出走は昨年のフェブラリーS9着以来、約1年ぶりとなり、自身が持つ記録を塗り替えることができるか注目だ。

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