昨年3月に開業した福永厩舎が29日、引っ越しを行って
リニューアル。馬を最優先に考え、こだわった設備によって、まるで高級ホテルやロッジにいるかのような空間を実現させた。
定年引退した厩舎から引き継いだ栗東トレセンの「ロ-15」で開業したが、師がジョッキー時代に所属した北橋厩舎の跡地である「イ-22」に移転。思い出が多く、愛着のある地からの再スタートという不思議な縁に「面白いね」と笑った。
「一番こだわった」と話す馬具置き場に、ダクトは馬のためにホコリが舞わない設計。馬房は「暗い方が馬も落ち着く」という理由から間接照明を使用する。「馬にとっては家。スタッフにとってはオフィスだから。こちらの意に沿ったように作っていただいて、携わってくれた人たちは大変だったと思う」と満足げにした。
今年3勝を挙げ、早くもJRA20勝到達と好スタートを切った福永厩舎。「ここからがスタート。本当にやりたかった管理ができる」と目を輝かせた。
提供:デイリースポーツ