「兵庫
ウインターカップ」(30日、姫路)
1番人気でホッカイドウの
スペシャルエックスが、直線で馬群を割って抜け出して重賞5勝目を挙げた。2着は4番人気で地元の
エコロクラージュが直線で大外を伸びて続き、3着には7番人気で高知の
イモータルスモークが好位から先に抜け出して粘り込んだ。
他地区の重賞は園田と川崎で2着3回だった
スペシャルエックスが、初めての姫路で待望の初制覇を成し遂げた。「惜しい結果が続いていたのでうれしい。以前は逃げるだけだったが、調教を工夫して脚質の幅が広がり、レースで生かせるようになった」と田中淳師は愛馬の成長を喜んだ。
逃げる
スマートセプターを目標に、
スペシャルエックスは4番手の内で追走。「ずっといい位置につけて反応も良かった。あとは進路を開くのを待つだけだった」と杉浦健。指揮官は「キック
バックを嫌がって3角で下げたが、騎手は最後まで馬の力を信じて乗ってくれた」と振り返る。
前走の
兵庫ゴールドトロフィー・Jpn3に続いて、2戦連続で北海道から兵庫までの長距離遠征。「ホッカイドウ競馬が開幕前なので、次走も交流重賞を何とか手にしたい」と田中淳師。これまでの課題を克服した今回をきっかけに、重賞勝利の量産体制に入りそうだ。
提供:デイリースポーツ