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シルクロードS・G3」(2月2日、京都)
世界的名手の予言通り、短距離馬として大成しつつある。2連勝中の
クファシルが重賞初制覇を狙って、
シルクロードSに挑戦する。オープン昇級初戦だが、今の勢いなら即突破できそうな雰囲気がある。
手綱を取る松山は「2週前、先週と追い切りに乗りましたが、十分に戦える態勢にあると思いました。スピードがありますし、ハンデも55キロ。重賞でもチャンスはあると思います」と期待する。
29日に栗東坂路で追われて、4F51秒5の自己ベストをマーク。池添師は「予定より時計は速くなりましたが、重賞ですから、これくらい気合が乗っていないと」と快活な動きを評価した。
昨夏から芝1200メートル戦を使い続け、4戦3勝、2着1回と好成績。
母グルヴェイグ、半姉
アンドヴァラナウトは2000メートルの重賞を勝っているだけに、短距離での活躍は意外に思える。
この距離に専念する理由を師に聞くと、芝1600メートルの新馬戦を勝った時に、鞍上のムーアから「この馬は息遣いがマイラーではなくス
プリンター」と進言があった。その言葉通り、短距離路線で結果が出た。「時計への対応が鍵なので、雨が降るのは良さそうです」と池添師。週末の雨予報も追い風に、3連勝&重賞初Vを決めてみせる。
提供:デイリースポーツ