「NAR
グランプリ2024」の表彰式は3日、都内ホテルで実施。
年度代表馬に選ばれた
ライトウォーリア陣営は
吉原寛人騎手、
内田勝義調教師らが登壇し、受賞の喜びを語った。
同馬は
父マジェスティックウォリアー、
母スペクトロライト、母の
父ディープインパクトの血統。22年夏に
JRAから川崎競馬に転入し、同年秋には
埼玉新聞栄冠賞、
勝島王冠を連勝するなど、またたく間に南関東のエース候補に躍り出る。ダート
グレード競走のタイトルにはなかなか手が届かずいたが、昨年は前哨戦の報知
オールスターCを勝ち、勢いそのままに
川崎記念で
ビッグタイトルを獲得。秋には
浦和記念で2着に入るなど、
地方競馬の大将格として活躍した。
両者は笑顔で会見に臨み、内田師は「大きい賞に選ばれ感謝しかない」、吉原騎手は「こういう馬の背中に乗れて誇りに思う」と喜びを口にした。吉原騎手は
川崎記念について、「報知
オールスターCでの反省点を生かして挑んだ一戦。絶妙なペース配分でいけて、会心のレースだった」と回想。内田師は地元の
ビッグタイトル獲得に「ゴールした瞬間から夢のよう。翌日に新聞を見て、やっと実感が湧いてきた」と振り返った。
そんな
ライトウォーリアは、水曜の報知
オールスターCで今年初戦。吉原騎手は「
年度代表馬として、恥ずかしくないレースをしたい」と引き締まった表情を見せ、内田師は「8歳でも元気で若いので、報知
オールスターC、
川崎記念と勝ってほしい」と連覇に期待をかけた。昨秋にはコリアCにも出走した同馬。吉原騎手は「いい結果を出して、また海外とか、夢のある遠征にいけたら」と先の大舞台も見据えた。