フェブラリーSと関連性が高いレースで、過去10年間で4頭がこのレースを
ステップに本番を制している。舞台となる東京競馬場ダート1400mコースは、スタート部分からダートのワンターンコース。向こう正面の下り坂の途中からスタートするためペースが速くなりがちな上に、最後の直線はだらだら続く上り坂。そのため追い込みが決まりやすいコースでもある。今年は馬場状態もポイントとなりそうだ。
◎
サンライズフレイムは昨年の当レース2番人気3着。逃げると目されていた馬が出遅れたために前半3ハロン35.8秒、半マイル通過48.3秒とスローに近い流れになったのが不運だった。逃げた馬は交わしたものの、前を行く2頭を捕まえきれずに賞金を加算することが出来なかった。捲土重来を期した
ポラリスSは貫禄勝ち。その後の2戦は、斤量も影響したか。それでもキャリアのすべてで馬券圏内というのは胸を張れる。
〇
フリームファクシはダート1400m2戦2勝。デビュー2戦目から3連勝で
きさらぎ賞を制し、
皐月賞、
日本ダービーへと駒を進めた馬だが、昨年12月のコールドムーンS、前走の
すばるSで59kgを背負いながらも強烈な決め脚を武器に、ダート競馬に高い適性を示している。左回りは芝コースも含め[4-2-2-2]と得意にしておりフェブラリーSに向けて賞金を積み上げておきたい1戦だ。
▲
ロードフォンスは
霜月S優勝馬。芝1400mのデビュー戦を除き、ここまですべてのキャリアをダート1400mで積み上げているスペシャリストで、当該コースは[3-1-1-1]。崩れたのはスタートで後手を踏み、結果的に前残りの競馬となったBSイレブン賞のみ。格上げ初戦、オープン初挑戦という壁をあっさりと乗り越えた前走は強かった。まだ伸びしろを感じさせる内容だった。
△
コスタノヴァは欅S優勝馬。負かしたのが59kgを背負っていたとはいえ昨年の根岸S優勝馬
エンペラーワケアで、デビューから1600m、1800mを使われてきた本馬にとってその欅Sが初の1400mだったことを考えれば価値は高い。さすがに前走は忙しすぎた。改めて期待したい。一昨年のプロキオンSに勝っている△
ドンフランキー、久しぶりの距離でもカペラS2着の△
クロジシジョー、最後に昨年2着の△
アームズレインの名前を挙げておきたい。