米G1を3勝した名牝を母に持つ
ホウオウアートマン(牡3、栗東・
矢作芳人厩舎)が、土曜京都9Rの白梅賞(3歳・1勝クラス・芝1600m内回り)でデビュー勝ちを狙う。
ホウオウアートマンは父
ドゥラメンテ、
母スウィートリーズン、母の父
ストリートセンスの血統。母は13年のスピナウェイS、14年の
エイコーンS、テストSと米G1を3勝。15年11月のファシ
グティプトン・ノベンバーセールにおいて、ノーザン
ファームの吉田勝己代表によって270万ドル(当時のレートで約3.2億円)で落札された。半兄の
ディアスティマは21年の
札幌日経オープンの覇者。23年には
目黒記念で2着、
日経賞で3着となっている。
ここまで坂路とCWを併用して乗り込まれてきた。東京の新馬を除外となっての参戦。それだけに楽な競馬にはならないだろうが、攻め時計は水準以上だけに侮れない。世代限定の1勝クラスでデビューするのは、20年の
りんどう賞の
レッツゴーアスク(3着)以来で、勝てば少なくとも平成以降では初めて。珍・快挙から春の大舞台に突き進むことができるか、その走りに要注目となる。