京都11Rの第30回
シルクロードステークス(4歳以上GIII・芝1200m)は9番人気
エイシンフェンサー(
川又賢治騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分8秒2(稍重)。1馬身半差の2着に10番人気
グランテスト、さらに半馬身差の3着に4番人気
ウインカーネリアンが入った。
エイシンフェンサーは栗東・
吉村圭司厩舎の5歳牝馬で、父
ファインニードル、
母エーシンパナギア(母の
父エイシンサンディ)。通算成績は19戦6勝。
レース後のコメント
1着
エイシンフェンサー(
川又賢治騎手)
「この馬には1勝クラスからほとんどのレースに乗せてもらっていて、オーナーや、調教師や、厩舎スタッフの皆さんに感謝したいですし、ここまで頑張ってくれた馬にも、本当にありがとうと言いたいです。スタートも上手で、競馬も上手なので、いつも取れた位置がベストポジションという感じで、きょうも急かさず引っ張らず、取れたポジションで競馬をしていました。
いつも一生懸命走ってくれて、先頭に立つとフワッと怖がるところがあるので、後ろから誰も来ないか心配しながらでしたが、それでも強かったので良かったです。
自分自身期待していた馬で、ひょっとしたら重賞を獲れるのではないかと思ってやってきました。本当に実現できました。ここから先は自分が達成していない域なので、馬としっかり歩んでいきたいと思います」
2着
グランテスト(
団野大成騎手)
「初めて乗りましたが雰囲気の良さは伝わってきました。レース内容は良かったと思うので今回のレースがきっかけになれば、これからもっと頑張れると思います」
3着
ウインカーネリアン(
三浦皇成騎手)
「この斤量は成績的にも仕方ないと思います。二の脚の初速、4コーナーでのスピードアップなど、もたつくところがありました。馬場が掘れる中でも、この斤量を背負ってよく頑張ってくれました。この1週間でグンと良くなっていましたし、力を見せてくれて良かったと思います」
4着
カピリナ(
戸崎圭太騎手)
「返し馬はいい雰囲気でしたが、周りが速いと感じましたし、道中の手応えもいつもほど持っていられないところがあり、これまでと重賞の違いを感じました。それでもラストは伸びていますし、ここを経験した事でペースにもなれると思います。このペースでも持っていられれば、伸びも変わると思います」
5着
メイショウソラフネ(
酒井学騎手)
「前走からゲートの中で、両サイドの馬に反応して鳴くようになりました。1回目は我慢できましたが、2回目はうるさいところを見せてしまい、スタートがいつもほどスムーズに出られませんでした。それでも内枠からうまく立ち回ってジリジリ伸びてくれました。スタートがスムーズではなかった分、いつもほど切れませんでした。前走は全くでしたが今回は見直せる競馬、ゲート内で落ち着いてくれれば、そこが課題となりますから直していかなければと思います」
6着
プルパレイ(
高杉吏麒騎手)
「レースでは気の難しさは見せませんでした。最後もしっかり脚を使ってくれました。真面目に走れば重賞でも戦える力を持っています」
7着
マイヨアポア(
北村友一騎手)
「思ったより最初ついていけませんでしたが、しっかりと良い
バランスで走っていました。直線もよく伸びてくれたと思います」
9着
ピューロマジック(
坂井瑠星騎手)
「牝馬で56.5kgはなかなか厳しいですし、もう少し乾いたパンパンの良馬場が理想です。馬の状態は良かったと思います」
10着
レッドアヴァンティ(A.ルメートル騎手)
「この馬なりのペースで脚をためていきましたが、勝負どころで反応がジリジリという感じになりました」
13着
クファシル(
松山弘平騎手)
「枠順もスタートも良かったですし、いい位置で流れに乗れました。調教の動きから状態も良かったと思います。重賞でも十分やれると思っていましたが、緩い馬場の分、ラストは脚をとられましたし、意外に弾けませんでした」
ラジオNIKKEI