東京11Rの第39回
根岸ステークス(4歳以上GIII・ダート1400m)は2番人気
コスタノヴァ(
横山武史騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分22秒6(稍重)。4馬身差の2着に3番人気
ロードフォンス、さらに2馬身差の3着に7番人気
アルファマムが入った。
コスタノヴァは美浦・
木村哲也厩舎の5歳牡馬で、父
ロードカナロア、
母カラフルブラッサム(母の
父ハーツクライ)。通算成績は9戦6勝。
レース後のコメント
1着
コスタノヴァ(
横山武史騎手)
「調教にも跨っていなかったので、乗るのは返し馬が初めてだったのですが、すごく良いモノを持っていると感じましたし、過去のレース映像を見ても、この馬の能力をうまく引き出すだけだと思っていました。
直線での感触が想像以上に良く、安心して追っていられました。あまりゲートが得意ではないので、そこを上手く出したいと思っていましたが、想像以上に上手く出てくれて、陣営の方も上手く調整してくださったのだと感じました。
理想的なポジションで運べましたし、最後は進路を見つけてからの伸び脚は想像以上でしたね。見ていてもすごく良い馬で、過去、
クリストフ・ルメールさんがすごく良い競馬をしていると思っていました。
乗ってみると想像以上に良い馬で、ここまでルメールさんがうまく馬を作り上げてくれたと思ったので、何とかそれを邪魔せずと言いますか、それを壊さずにしっかり走れて良かったと思います。上位人気でしたし、馬券を買ってくださった方の期待に応えられてよかったです。まだまだ活躍できる馬だと思います。温かく見守ってくださればと思います」
(
木村哲也調教師)
「スタートをしっかり出て、リズム良く、良いフットワークで走っていると思って見ていました。水曜日に追い切り、金曜日の動きがかなり良い変化を見せていたので、久々でしたが全く足りないというところではないと思っていました。1600mでも勝っていますが、この距離が一番楽だと思います。
強い勝ち方をしましたが、次については、まだ脚元も固まっていない馬です。海外だGIだと言われるかもしれませんが、軽はずみなことは言えません」
2着
ロードフォンス(
横山和生騎手)
「カラ馬の影響がありましたが、諦めずに頑張ってくれました。ここにきて本当に充実しています。厩舎スタッフに感謝したいです」
3着
アルファマム(R.キング騎手)
「いつも前半マイペースに走る馬なので、あの位置からになりました。直線はスペースができると素晴らしい脚を見せてくれました。前にいた馬を捕まえられませんでしたが、この馬も良いレースができました」
4着
サンライズフレイム(
藤岡佑介騎手)
「ゲートをだいぶ練習した効果で、ゲートの出が改善していました。スタートを出れば流れに乗せていこうというイメージでした。2列目を取って我慢できれば良かったのですが、少しはみ出す感じの2番手になってしまい、その辺りの加減が難しいですね。好走の条件はそのあたりにあると思います」
5着
クロジシジョー(
浜中俊騎手)
「内枠でロスなく立ち回って、この馬の力は出せました。勝ち馬は別格に強かったですが、この馬もよく頑張っています」
6着
フリームファクシ(
M.デムーロ騎手)
「色々ありましたね。返し馬で今日は馬場が深いと感じました。レースもゲートの中でうるさくて、タイミングが合いませんでした。道中はカラ馬について行こうと思いましたが反応が鈍く、直線もじりじりとした伸びで、前も止まりませんでした」
ラジオNIKKEI