◆第39回
根岸ステークス・G3(2月2日、東京競馬場・ダート1400メートル=1着馬にフェブラリーSへの優先出走権、稍重)
フェブラリーSの重要
ステップレースに16頭が出走し、単勝1番人気の
フリームファクシ(牡5歳、栗東・
須貝尚介厩舎、父
ルーラーシップ)は6着だった。芝&ダートでの二刀流重賞制覇はお預けとなった。
同馬は2017年
秋華賞・G1、19年のナッソーS・英G1を制するなど国内外で活躍した
ディアドラの半弟。3歳時の2022年
きさらぎ賞で重賞初勝利を飾った。昨秋からダートに転向し、コールドムーンS、
すばるSで59キロを背負ってV。ダート重賞は初挑戦だった。
1着は単勝2番人気の
コスタノヴァ(牡5歳、美浦・
木村哲也厩舎、父
ロードカナロア)で、勝ち時計は1分22秒6。2着は3番人気の
ロードフォンス(
横山和生騎手)で、横山兄弟のワンツーフィニッシュ。3着は7番人気の
アルファマム(
レイチェル・キング騎手)。スタート直後に
タガノビューティーがつまずき、
石橋脩騎手が落馬するアク
シデントがあった。
ミルコ・デムーロ騎手(
フリームファクシ=6着)「馬場が深いなと返し馬から感じていた。ゲートの中でうるさく、タイミングが合わなかった。道中はカラ馬についていこうかと思ったけど、反応が鈍かったし、最後もジリジリ伸びたけど…」
西村淳也騎手(
スレイマン=7着)「一歩目でつまずいてしまいましたけど、流れに乗ったレースができました」
菅原明良騎手(
ショウナンライシン=8着)「1400メートルに2戦目で、追走にはそれほど苦労せず運べました。最後まで頑張ってくれました。乾いた馬場の方がいい」
岩田望来騎手(
アームズレイン=9着)「いい位置につけられたと思ったけど、少し忙しく感じました。余裕を持って直線に向かいたかった。力が発揮できれば、このクラスでもやれますし、条件が合えば重賞も取れると思います」
吉田豊騎手(
メイショウテンスイ=11着)「周りが速くて、砂をかぶってしまいました。それでも諦めずに走ってくれました」
内田博幸騎手(
スズカコテキタイ=12着)「後ろから行くのは作戦通り。この馬なりに脚を使ってくれています」
池添謙一騎手(
ドンフランキー=13着)「返し馬の感じからは緩さはマシで、整った感じはありました。ゲートも決まったのですが、抑えようかなというところで来られてしまいました。逃げ馬の宿命ですが、引くに引けない形になってしまった。そのぶん最後はしんどくなってしまいました。次に向けてのレースはできましたが、さすがに絡まれすぎで、かわいそうでした」
津村明秀騎手(
エイシンスポッター=14着)「芝の方がいいのかな。追走にいっぱいでした」
松岡正海騎手(
バルサムノート=15着)「ダートは合わない。状態はめちゃくちゃ良かった。いつも引っかかるけど、それがなかったです」
スポーツ報知