「
きさらぎ賞・G3」(9日、京都)
サトノシャイニングは新馬戦を快勝し、出世レースの
東スポ杯2歳Sで2着。初戦と違う逃げの形で十分に脚をためられなかったが、落鉄しながらも後の
ホープフルS覇者
クロワデュノールに最後までしぶとく食らい付いた。杉山晴師は「
バランスは前回から変わらずにきた。力を出せる状態」と手応えを示す。
ランスオブカオスは12月にデビュー勝ち。千四からの1F延長、中1週で臨んだ朝日杯FSでは折り合いに不安も見せず3着と好走した。レース後の回復も早く、調整過程も順調。9F戦でも有力候補だろう。
ショウヘイは近親に15年牝馬2冠の
ミッキークイーンや、23年
エリザベス女王杯勝ちの
ブレイディヴェーグがいる良血。初戦は落としたものの、時計を詰めて2戦目を圧勝しており、「センスもいいし、前向きさもある。初の重賞でも」と友道師は期待を寄せる。
ミニトランザットは逃げて上がり最速の脚を使う新馬戦V。続く
京成杯は出遅れて最後方となり、4角では外を回らされたが、直線は鬼脚を見せて3着。スムーズなら勝ちも狙えた内容だった。中2週のローテが鍵になるが、ポテンシャルは高い。
他にも
シンザン記念3着の
ウォーターガーベラ、
ホープフルS7着からの巻き返しを狙う
ジェットマグナム、初戦が好内容だった
エリカアンディーヴなどが顔をそろえた。
提供:デイリースポーツ