「
東京新聞杯・G3」(9日、東京)
23年
エリザベス女王杯の覇者
ブレイディヴェーグが今年の初戦を迎える。前走の
マイルCSは4着に敗れたが、初距離に加えて枠が内の2番だったことで、馬群の中でスムーズに加速できないところがあった。今回は3戦3勝の東京コースとなる。宮田師は「距離が短くても東京ならばと思っているし、立場的に恥ずかしい競馬はできないと思っています」と力を込める。
ボンドガールは重賞未勝利馬だが、サウジアラビアRC、
ニュージーランドT、
クイーンS、
秋華賞で2着の実績。今回と同舞台のNHKマイルCでは17着に敗れたが、直線で外から寄られる不利があり、不完全燃焼の競馬だった。手塚師は「春の目標であるヴィクトリアM(5月18日・東京)に向けて、いいスタートを切りたい」と意欲を見せる。
昨年の覇者
サクラトゥジュールは、前走の
京都金杯ではハンデ58キロを背負ってのV。直線で狭い所を割って伸び、鋭い決め手を発揮した。前走からセン馬となり、今年で8歳になるが、衰えは感じられない。
その
京都金杯で2着の
ウォーターリヒトは、昨秋から末脚に磨きが掛かり、どんな展開になっても差せるようになった。東京芝1600メートル戦は3戦2勝と相性も抜群だ。
他では
ジオグリフと
シャンパンカラーのG1馬が参戦予定。鋭い末脚が武器の
ジュンブロッサムと
オフトレイルにも注目だ。
提供:デイリースポーツ