本格化を告げる連勝となるか。超良血の
サフィラ(牝4、栗東・
池添学厩舎)が、日曜京都9Rの
斑鳩ステークス(4歳上・3勝クラス・芝1600m外回り)でオープン入りを狙う。
サフィラは
父ハーツクライ、
母サロミナ、母の
父Lomitasの血統。母は12年の独
オークス馬。全兄の
サリオスは19年の
朝日杯FSなど重賞4勝を挙げて、23年から種牡馬になっている。また、半姉の
サラキアは20年に
府中牝馬Sを制し、
有馬記念で2着。同じく
サリエラも22年の
ローズSと昨年のダイヤモンドSで2着になるなど、重賞戦線で活躍した。
ここまで9戦2勝。2歳時に
アルテミスSで2着、阪神JFで4着。その後はクラシックを目標にローテが組まれたものの、クイーンCが9着、
オークスが13着、
ローズSが11着と苦戦が続いた。それでも自己条件に戻って牡馬相手に3着と一定の結果を残すと、続く前走の牝馬限定戦で待望の2勝目をゲット。それも2着を3馬身も引き離しての好時計勝ちだから、復活をアピールするには十分だった。
今回は昇級戦、さらに牡馬相手となるが、もともとの実績を考えれば恐れることはない。連勝とオープン返り咲きを果たし、再び重賞戦線に舞い戻ってみせる。