佐賀競馬場で2月6日(木)に行われる
佐賀記念(4歳上・JpnIII・ダ2000m)。当地で2つあるダート
グレード競走のひとつで、今年の中距離路線を占う一戦となる。
今年は例年以上の好メンバーが集結した。連覇を狙う
ノットゥルノ、重賞5勝目がかかる
クラウンプライドをはじめ、
JRAからは5頭が出走予定。地方からは佐賀転入後2連勝中の
シルトプレや
名古屋大賞典3着の
シンメデージーなどが挑む。ハイレベルな戦いを制し、さらなる大舞台へと駒を進めるのはどの馬か。発走予定日時は6日(木)の19時30分。主な出走馬は以下の通り。
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ノットゥルノ(牡6、栗東・音無秀孝厩舎)
3歳時に
ジャパンダートダービーを制して以降、白星に手が届かずいたが、昨年の
佐賀記念では59kgを背負って4馬身差の圧勝。
川崎記念は苦手の左回りとあって6着だったが、
名古屋グランプリは8馬身差の圧勝、暮れの
名古屋大賞典は斤量60kgで2着と力を見せた。JpnII、JpnIIIのメンバーなら能力上位。4つ目のタイトルをつかみ、再び勢いを付けたい。
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シルトプレ(牡6、佐賀・
真島元徳厩舎)
昨春はラ
イバルの
ベルピットに後塵を拝したが、
エルムSで4着に健闘してファンを驚かせると、秋には
JBCクラシックでも4着と力を誇示。そのまま佐賀競馬に移り、
中島記念、雷山特別をともに5馬身差で勝ち、
佐賀記念に向けて勢いを付けてきた。当地で短期騎乗しており、コースを熟知している
石川倭騎手の手綱も心強い。17年ぶりの地方馬Vなるか。
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クラウンプライド(牡6、栗東・
新谷功一厩舎)
23年、24年にコリアCを連覇するなど、これまでに国内外で重賞4勝。GI/JpnIでの2着も3度あり、JpnIIIでは力上位の存在といえる。昨秋のチャンピオンズCは11着、
東京大賞典は7着だったが、相手関係が楽になった今回は巻き返しに注意。明け6歳とあって、まだまだ衰えを見せる年齢ではない。ここを快勝して、今年こそGI級のタイトルを獲りたい。
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シンメデージー(牡4、高知・
打越勇児厩舎)
デビューから西日本クラシックまで6連勝を飾り、
東京ダービー、
ジャパンダートクラシックでは地方馬最先着と、昨年から始まったダート三冠路線で存在感を見せた。
名古屋大賞典では直線で砂が深い内ラチ沿いをつきながら、0.2秒差の3着と大金星まであと一歩の走り。当時より斤量差は縮まるが成長力でカバー。今度こそ
ビッグタイトルをつかむか。
そのほかにも、重賞2勝の
グロリアムンディ(牡7、栗東・
大久保龍志厩舎)、復活を期す
デルマソトガケ(牡5、栗東・音無秀孝厩舎)、しぶとい逃げ脚が魅力の
メイショウフンジン(牡7、栗東・
西園正都厩舎)などが出走を予定している。