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東京新聞杯・G3」(9日、東京)
マテンロウスカイが巻き返しに燃えている。昨年は
中山記念を勝ち、実りの年にするべく、
ドバイターフに出走も、体を維持できずに15着と大敗。一時は狂ったリズムを取り戻すのに苦労したが、
天皇賞・秋で
ドウデュースを相手に0秒3差の5着善戦。久々にらしさを見せたと思いきや、
マイルCSでは見せ場なく、14着惨敗と波のある一年だった。
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マイルCSはスタートが甘くて後方から。さすがに超一流のメンバーであの位置からではきつかったですね。それにG1のマイルだと前半の追走に苦労してしまう」と松永幹師は前走を冷静に振り返った。
始動戦は昨年と同じく
東京新聞杯から。短期放牧を挟んで心身ともにしっかりとリフレッシュ。ふっくらと張りのある馬体に休養効果を伝えた。「順調に来ていますよ。先週の動きも良かったです。今は496キロくらい。輸送してちょうどいい体になると思う」と師は仕上がりの良さをアピールした。
G2勝ちの実績から斤量は59キロと重いが「分かっていたことだから。G3ならマイルでも流れに乗れるはず。うまくスタートを決めて、いい位置でレースをしてほしい」と願う。府中を
ステップにG1へ。
マテンロウスカイの反撃はここから始まる。
提供:デイリースポーツ