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カンジ(5日・城谷)
開門直後の追い切りラッシュ時に猛吹雪。時計を押すのに必死だった。「前が全然見えずでしたよ。よく時計なんて押さえてましたね。さすがです」と、乗り役に褒められて気分を良くしていたが、ノートに記した数字を読むのにひと苦労するほど。まだまだ未熟者です。
そんな最悪の環境下でも日曜小倉10R・
由布院特別(ダート1700m)に出走予定の
カンジ(牡4歳、美浦・武井)の動きの鋭さだけは鮮明に記憶している。佐々木を背に小倉ダートで5F67秒3-37秒3-11秒5と好時計をマーク。
北海道でのデビュー時から見ているが、当時はまだ芯が入っておらず、コンビを組んでいた横山武も「素質はあるけど当分時間がかかるんじゃないですかね」と語っていたが、現在は成長の跡を感じる。気性的にも滞在競馬が良さそうで一変も。
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メリオーレム 土曜東京11R・
早春S(芝2400m)へ出走予定の
メリオーレム(牡4、栗東・友道)がこの日、栗東DPで追い切りを消化。
リラックスした走りでラストは豪快に伸び、5F70秒3-11秒2(馬なり)をマークした。前走の
菊花賞は13着と大敗してしまったが、自己条件に戻れば休み明けでも好勝負できる。
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ダノンフェアレディ(5日・浜口)
土曜京都10R・
エルフィンS(芝1600m)で約8カ月ぶりの復帰を予定している
ダノンフェアレディ(牝3歳、栗東・橋口)がこの日、栗東坂路で併せ馬を行った。4F54秒0-12秒4(馬なり)で、僚馬に3馬身ほど先着。追うことなく突き放したあたり、気持ちがしっかりと乗っている印象で、デビュー当時と比べて体のボリューム感も出てきている。どんな走りをしてくれるのか楽しみだ。
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アロンズロッド(5日・武山)
土曜東京6R・3歳未勝利(芝2400m)に出走予定の
アロンズロッド(牡3歳、美浦・国枝)。前3戦ともに1番人気で4、2、3着。いい脚を長く使っているものの、やや切れ不足の印象で、もうワンパンチ足りないレースが続いている。師は「ジョッキーの進言で直線の長い東京コースの長距離戦を使うことにした。現時点ではこの条件が一番合っていると思う」と話す。期待の大きい馬だけに、ここはきっちりと決めたいところだ。
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提供:デイリースポーツ