名牝
アーモンドアイの初仔となる
アロンズロッド(牡3、美浦・
国枝栄厩舎)が、土曜東京6Rの3歳未勝利(芝2400m)で初勝利を目指す。
アロンズロッドは父
エピファネイア、
母アーモンドアイ、母の父
ロードカナロアの血統。母は18年に牝馬三冠を制するなど、日本馬として初めて芝のGIを9勝した歴史的名牝。18年と20年には
JRA賞の
年度代表馬に輝き、23年には顕彰馬に選出された。また、祖母の
フサイチパンドラは06年の
エリザベス女王杯の覇者。遡れば5代母は名繁殖牝馬のベストインショー(
Best in Show)で、近親には
エルグランセニョール(
El Gran Senor)やラグズトゥリッチズ(
Rags to Riches)などの活躍馬が並ぶ。
昨年10月の東京の新馬(芝1600m)でデビュー。単勝1.4倍の1番人気に支持されたものの、差し届かず0秒5差の4着に終わった。続く同11月の東京の未勝利(芝1800m)は2着、さらに3戦目となった今年1月の中山の未勝利(芝2000m)は3着。すべてで1番人気に推されながら、勝ち星には手が届いていないが、体つきはまだまだ緩く、今後の成長が期待できるのも確かだ。
今回は母が18年の
ジャパンCで2分20秒6の世界レコードをマークした東京芝2400mが舞台となる。距離延長は間違いなくプラス。引き続き母の主戦を務めた
C.ルメール騎手の手綱で、今度こそは待望の初勝利といきたい。