「
きさらぎ賞・G3」(9日、京都)
未勝利戦を圧勝した
ショウヘイは5日、川田を背に栗東CWで単走。荒れた馬場に脚を取られるシーンもあったものの、
バランスを崩さず体幹のしっかりした走り。仕掛けられてからは瞬時に反応し、大きく柔らかにス
トライドを伸ばして加速した。
6F83秒5-37秒6-11秒3としまいの切れは上質。大江助手は「まだ馬が若く気負いやすいところもあるので、リズム良く、モタれることがないように」と調教の狙いを説明。「先週より一段階良くなっていますね。単走でも
リラックスして走れていましたし、ジョッキーにも進展を確認してもらえました」と笑顔で合格点を与えた。
3冠牝馬の半妹
マディソンガールとの一騎打ちとなった初戦は勝ち馬の目標になった分、ラストで後れを取ったが2走目が「横綱競馬」。3番手から持ったまま直線を向き早々と先頭に立つと、馬なりのまま後続を引き離す将来性を感じさせる勝ちっぷりだった。「まだ伸びしろがたくさんあります」と言うように、近親には15年牝馬2冠の
ミッキークイーンや23年
エリザベス女王杯勝ちの
ブレイディヴェーグがおり、血統的にも底知れないポテンシャルを秘めている。
京都の芝千八は今回で3戦目。豊富な舞台経験は3歳馬にとって大きなアドバンテージになる。「走り慣れていますから問題ないです。あとはきれいな馬場の方がいいですね」と同助手。天気も味方につけ、狙うは伝統の3歳重賞制覇。Vを弾みにクラシックで大きく飛翔する。
提供:デイリースポーツ