2月8日の東京5R・3歳新馬(芝1800メートル＝16頭立て)は、横山典弘騎手＝美浦・フリー＝とコンビを組んだレディネス(牡3歳、栗東・昆貢厩舎、父スワーヴリチャード)が、1番人気に応えてデビュー戦を勝利した。勝ち時計は1分49秒2(良)。

　先週の東京で新馬戦を2勝した横山典騎手、昆厩舎タッグが今週も初陣Vを手にした。道中は中団から後方のインを追走。直線は好位から勝ちパターンに持ち込んだアローグレイシャーを強襲。ゴール寸前で鼻差捕らえた。昆調教師は「牧場から歩様が悪くて、ここまで時間をかけたけど、乗り込んで直っていって、いい感じで初戦を迎えられた。調教でもやればもっとすごい時計は出る。他も走るけどウチの中ではランクが上。モノが違うと思っていた」とポテンシャルの高さを絶賛する。続けて指揮官は「性格もまだ子供で、体も500キロには見えない。たくましくなればもっと良くなる」と上積みしかないという口ぶりだった。次走は厩舎で状態をみたうえで見定める。今週の東京からも楽しみな存在が現れた。

スポーツ報知