京都11Rの第65回
きさらぎ賞(3歳GIII・芝1800m)は1番人気
サトノシャイニング(
西村淳也騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分47秒0(稍重)。3馬身差の2着に3番人気
リンクスティップ、さらにクビ差の3着に4番人気
ランスオブカオスが入った。
サトノシャイニングは栗東・
杉山晴紀厩舎の3歳牡馬で、父
キズナ、
母スウィーティーガール(母の父
Star Dabbler)。通算成績は3戦2勝。
レース後のコメント
1着
サトノシャイニング(
西村淳也騎手)
「課題の多い馬ですし、今回はテーマがたくさんありました。新馬戦と東京スポーツ杯2歳Sで前に馬がいない状態で走っていましたし、今日は次を見据えて、前に馬がいる状態でどれだけ脚を使えるかというのを確認できました。本当に強かったと思います。(馬場に関して)中京の新馬戦でも悪い馬場で走っていましたし、心配はなかったです。最後はいい反応で、少し内にモタれる仕草はありましたが、ソラも使っていましたし、先が楽しみです。
杉山晴紀厩舎で間近で見ていた馬で、いい馬だなと指をくわえて待っていました。こうして結果を出せたので、春はもう一つ上のクラスで、楽しみな結果を待ちたいです」
(
杉山晴紀調教師)
「ジョッキーもやりたい競馬ができたのではないでしょうか。思った以上に折り合いがついていましたし、折り合いがつけばいい脚が使えることがわかりました。いい競馬だったと思います。牧場や厩舎のスタッフが一生懸命この馬と向き合った成果はもちろんあると思いますし、ジョッキーも一週前から追い切りに乗ってコンタクトを取ってくれました。厩舎としては満足です。今後はオーナーと相談になりますが、おそらく
皐月賞に直行することになると思います。どの競馬場でも走れますからコース替わりは心配ないと思いますし、きょうの内容ならコーナー4つでも楽しみです」
2着
リンクスティップ(
M.デムーロ騎手)
「利口で真面目な馬です。これまでスタートはあまり速くなかったですが、今日はきちんと出ました。速くなったり止まったりといった流れでしたが、折り合いは問題無かったです。弟(クリスチャン・デムーロ騎手)が速めにスパートしていたレースを参考に臨んで、バテずに2着に来てくれました。気持ちの強い馬だと思います」
3着
ランスオブカオス(
吉村誠之助騎手)
「隊列や流れは想像していた通りでした。4コーナーはいい感じで、追い出しても反応がありましたが、最後は距離適性の差が出たのか、脚が上がってしまいました。1800mは少し長いかもしれません。1600mまでかなという感じです。それでもよく頑張ってくれました」
4着
ショウヘイ(
川田将雅騎手)
「調教通りの走りでした。良くなってこなければ、本来のパフォーマンスはできませんね」
5着
スリーキングス(
岩田康誠騎手)
「前回以上に走っていますが、これからの馬ですし、もう少し
パワーを付けて次につなげていきたいです」
6着
エリカアンディーヴ(
松山弘平騎手)
「スタートでつまづいて、ポジションを取れませんでした。牡馬を相手によく頑張ってくれたと思います」
7着
ヒルノハンブルク(
坂井瑠星騎手)
「良い感じで流れていました。ダートの自己条件で頑張ってくれると思います」
8着
ミニトランザット(
鮫島克駿騎手)
「スタートはしっかり出て、折り合いはつきました。勝ち馬、2着馬、3着馬を見ながらいいポジションで進めることができて、前半はリズムが良かったのですが、伸び切れませんでした。力のいる馬場が響いたのか、馬群で競馬をしたことが響いたのか、いろいろな要素を探りながら今後につなげたいです。きょうのところは走れていないと思います」
10着
ウォーターガーベラ(
団野大成騎手)
「
テンションが高かったです。レース自体の流れが速くなって、この馬向きの流れではありませんでした。
テンションが落ち着いてから仕切り直したいです」
ラジオNIKKEI