17年からGIに格上げされた
大阪杯の前哨戦に位置付けられ、近年はドバイ国際競走など海外を目指す馬の始動戦としての役割も担っている一戦。過去には一昨年の
ドウデュースや21年の
ラヴズオンリーユー、20年の
クロノジェネシスなど、GIを複数勝つような馬も出走している。
1.前走重賞以外は勝負にならない、前走GIが優勢
過去10回で、前走が国内GIだった馬は[5-3-5-20]、前走GII組は[2-2-4-35]、前走GIII組は[1-4-0-17]。あとは前走が海外だった馬が[2-1-1-0]。前走がオープン特別や条件戦だった馬は14頭走っているが、いずれも着外。前走が重賞、特に国内GIと海外だった馬が狙い目となる。
2.前走5着以下に敗れた馬に妙味あり
前走着順が5着以下の馬の中から過去10年間で7頭もの勝ち馬が出ている。中でも前走が5~9着の馬は[3-3-2-31]で単勝回収率160%と妙味十分。前走1.2着の馬も好走しているが、妙味込みで前走5~9着の馬を狙いたい。
3.距離短縮、同距離が狙い目
過去10回で、距離短縮組が[5-4-7-36]で複勝率30.8%、同距離が[3-2-2-21]で複勝率25.0%と上々の成績を残している。対して、距離延長組は[2-4-1-29]で複勝率19.4%。来ないわけではないが、狙い目としては同距離以上の距離を使われてきた馬となる。
ソールオリエンスは前走がGIの
ジャパンCで14着。2400mからの距離短縮になり、これまでの実績から考えてもこの距離短縮はプラス材料と言えよう。メンバー的にも力上位で、ここは巻き返しが期待される。