来月1日に
リニューアルオープンを迎える阪神競馬場で10日、報道陣向けの内覧会が行われた。今回は主にスタンド施設の改装でコースや外観に変更はない。
「シン・阪神競馬場」と銘打った
リニューアルは幅広いファン層への対応がテーマ。特にファミリー層が楽しめる施設を充実させた。
スタンド屋内には新たに無料で利用できるボーネルンド監修のキッズエリア「あそび馬!」がオープン。芝生の上でのびのび体を動かしてあそべる「
アクティブエリア」、ごっこあそびやくみたてあそびが楽しめる「ブロック&ごっこエリア」、赤ちゃんが安心して遊べる「ベビーエリア」と多様な遊びを楽しめる3つのエリアで構成されている。「あそび馬!」の前にもアスレチックエリアがオープン。さらにすぐそばにキッズ飲食スペースも新設された。
屋外のキッズガーデンも大幅に生まれ変わった。お子さまの年齢に応じたボーネルンド選定のさまざまな遊具を設置。1000人が観覧できる大屋根に覆われた全天候型のイ
ベントステージが新設された。また、大人気の1周約300メートルを誇るミニ新幹線では通常のN700A型だけでなく、あのドクターイエローが登場することも!
グループで楽しめる指定席も計555席と充実。最大16人で利用できるグループルームが2万4000円、最大6人で利用可能なグループソファが6000円など比較的安価で利用できるようになっている。さらにJRA施設では初の完全個室となるシングルブースや半個室のプライベートシートなど、多様なファン層が楽しめる指定席が用意されている。
さらにグルメエリアが拡充されたほか、
アイドルホースのぬいぐるみに特化したターフィーショップなどもオープン。友田義孝場長は「多くの方に利用していただきたく、今回は指定席の値段設定など攻めた内容になっています。まずは競馬場に来ていただくきっかけとなり、さらには馬産業を知るきっかけになってほしい」とピーアールした。競馬開催スタートは来月1日からとなるが、キッズエリアなど一部施設はパークウインズとして15日にプレオープンする。
また、検量エリアも従来の230平方メートルから440平方メートルに拡大。騎手ら関係者にも快適な施設に生まれ変わった。
同競馬場は2024年4月を最後に開催を休止。リフレッシュ工事に入っていた。
提供:デイリースポーツ