東スポ杯2歳Sで3着だった
レッドキングリー(牡3、美浦・
木村哲也厩舎)が、
共同通信杯(3歳・GIII・芝1800m)で重賞初制覇を狙う。
レッドキングリーは父
サートゥルナーリア、
母レッドエルザ、母の
父Smart Strikeの血統。生産者は北海道洞爺湖町のレイクヴィラ
ファーム。母は未勝利だが、半兄の
レッドレオンは20年の
日経新春杯の2着馬。伯父の
イングリッシュチャンネル(
English Channel)は07年の
BCターフなど、G1を6勝している。
ここまで2戦1勝。昨年10月の東京の新馬(芝2000m)でデビューした。番手でしっかり折り合うと、直線で弾けるように伸び、最後は流して楽勝。推定上がり3Fは11.3-11.0-11.2だから、まさに圧巻のパフォーマンスだった。続く
東スポ杯2歳Sは上位2頭に伸び負けての3着。とはいえ、勝ったのは続く
ホープフルSも制して
最優秀2歳牡馬に選ばれた
クロワデュノール、2着は先週の
きさらぎ賞を制した
サトノシャイニングだから、相手が悪かった印象。むしろ評価が上がる走りだったといえなくもない。迎える3歳初戦の今回、約3カ月ぶりの実戦となる点がカギだが、調整過程には不安なし。クラシックに向けて結果が欲しい一戦となる。
現3歳が
ファーストクロップとなる
サートゥルナーリアの産駒は、これまで
JRA重賞に延べ10頭が出走。残念ながら未勝利だが、昨年の
新潟2歳Sで
コートアリシアンが2着。他に3着が3回、4着も2回あるので、あと一歩のところまで来ている。
レッドキングリーが父に待望の初勝利をもたらすことができるか、その走りに要注目したい。