船橋競馬場(晴、良)で11日、ダート1800mの牝馬限定による交流重賞・第71回
クイーン賞(JpnIII)が行われた。1番人気の
オーサムリザルト(
JRA)が道中2番手追走から、直線で逃げた3番人気の
アンモシエラ(
JRA)を交わして優勝した。勝ちタイムは1分52秒4、
JRAの
武豊騎手の騎乗だった。
アンモシエラが2着に入り、3着には2番人気の
テンカジョウ(
JRA)が追い上げた。
オーサムリザルトは、父
Justify、
母Blossomed(母の
父Deputy Minister)の5歳牝馬。
JRA栗東・
池江泰寿厩舎の管理馬。通算成績は8戦8勝。去年5月の
エンプレス杯(JpnII・川崎)、去年8月の
ブリーダーズゴールドC(JpnIII・門別)に続いて、重賞3連勝となった。
レース後のコメント
1着
オーサムリザルト(
武豊騎手)
「僕は調教に乗っていなかったのですが、スタッフから『馬の方はすごく良い』と聞いていましたし、パドックで跨ってからの時の雰囲気も最高に良かったので、何の心配もなくゲートインできました。手応えはすごく良かったのですが、この馬の癖というか、先頭に立つと少し気を抜くところがあるので、それほど差は広がらなかったですが、手応えは十分にありました。
デビューからここまで全てのレースで勝ってくれて、本当に一戦一戦馬が強くなっていると感じています。今年はまだまだ大きい目標があるので、一つ一つ大事に乗っていきたいなと思っています。もちろん潜在能力はすごいのですが、いろんな競馬場で、中央でも地方でも、右回りでも左回りでも、砂質が変わっても、安定したレースをしてくれて、すごく良い馬だなと思います。
今日は寒い中、たくさん応援に来ていただき、まさに“大寒(おおさむ)
リザルト”でしたけど(笑)、またこの馬と今年も頑張っていきたいと思いますので、ぜひ応援して下さい。今日はありがとうございます」
2着
アンモシエラ(
横山武史騎手)
「JBCの頃と、良くも悪くも雰囲気は変わらなかったです。前走に比べて、負担重量が3.5キロ増えていたにもかかわらず、しっかり走れていました。今後が楽しみになる内容だと思います」
3着
テンカジョウ(
国分優作騎手)
「ゲートはそれなりに我慢していました。強い2頭を見て差せればという形で、じわじわと詰め寄ってくれていますが、上位2頭は強かったです。今日は斤量差があったので、チャンスはあると思っていたのですが、申し訳ないです。もう一段、上にいける馬だと思います」
5着
フェブランシェ(
吉原寛人騎手)
「行きたい馬を行かせて、折り合い重視、と思っていたのですが、噛んでしまいました。折り合いには課題が残ったかなと思いますし、そう考えると、この距離は長い感じもします。じわじわと来てくれてはいるのですが、もう少し結果を出したかったです」
(取材:米田元気、山本直)
ラジオNIKKEI