「
共同通信杯・G3」(16日、東京)
“小さな巨人”がクラシック戦線に名乗りを上げるか。豪快に追い込む
スタイルで頭角を現した
リトルジャイアンツ。前走の
若竹賞も馬群から離れた最後方から、直線だけでラ
イバルたちをかわし去った。昨夏のデビュー戦は逃げて2着だったが、「あんな脚を使う馬になるとは」と村田師も驚くイメチェンぶりだ。
指揮官との出会いは23年の北海道サマーセールだった。「一目ぼれでした。顔が良かった。芯がしっかりしていそうで、パッと見た瞬間に気に入りました」。2100万円(税抜き)で落札し、「いい買い物をさせてもらった。どんな成長をするのか楽しみでした」と振り返る。当時は牡馬にしては小さいと感じた馬体も、前走では450キロ。「徐々に良くなっている。この中間で馬体に幅が出てきました」と目を細める。
7日に美浦坂路で4F50秒7の好時計をたたき出せたように、中2週でも元気いっぱい。「強い馬はいるけど、今後のためにもここで賞金を加算しておかないとね」ときっぱり。秘める素質を信じて、クラシックの登竜門に送り込む。
提供:デイリースポーツ