「
京都記念・G2」(16日、京都)
上昇ムードが漂っている昨年の覇者
プラダリアが巻き返しを狙う。前走の
香港ヴァーズは逃げる形になってしまい11着。今までとは違う競馬での大敗に、池添師は「すごく具合が良かったのですが、展開が向かなかったところがありました」と振り返りつつ、「逆にそれを経験して精神的にたくましくなったのかなという感覚はあります」と収穫もあった。
暑さが苦手で、夏負けが尾を引いていた2走前の
京都大賞典は本来の力を発揮できず7着だったが、寒くなって状態は良くなってきた。5日の1週前追い切りにまたがった池添は「具合は悪くないですし、この時季がいいんでしょうね。時計よりも走り方が良くなっていました」と手応えを感じていた。
京都芝外回りは、G22勝、昨年の
宝塚記念でも4着と相性は抜群。師も「長く脚を使えるし、(坂の)下りを利用してスッと上がっていけるので舞台は合うんじゃないかと思います」と力を込める。好条件がそろい、連覇へ向けて期待は高まるばかりだ。
提供:デイリースポーツ