「
京都記念・G2」(16日、京都)
昨年の最優秀3歳牝馬
チェルヴィニアが始動戦に向けて12日、美浦Wで3頭併せを行った。道中を折り合い良く進むと、直線は2頭の間でファイト。力強く四肢を伸ばして併入でフィニッシュした。次にドバイ遠征を見据えているものの、しっかりと態勢は整った様子だ。一昨年の
皐月賞馬
ソールオリエンスは、新たな調整方法で完全復活を目指す。
現状の仕上がりで、どんなパフォーマンスを示せるか要注目だ。
昨年の2冠牝馬
チェルヴィニアは美浦Wで3頭併せ。道中は前の
ハーバードスクエア(3歳未勝利)、後ろの
クライスレリアーナ(3歳1勝クラス)と等間隔の隊列を組み、しっかり折り合いをつけて進む。最後の直線では2頭の間に挟まれる形で脚を伸ばすと、余裕十分に6F85秒2-39秒1-12秒0を計時した。
太田助手は「先週までにあらかたいいところまで仕上がっています」と、青写真通りに調整が進んでいると説明した。動きについては「気持ちと体に余裕があり、(年明け)初戦ということもあるので、しっかりやろうということで(3頭併せの)中に入れました。気持ちも上がりつつあるので、最後まで余裕を持って走れましたね。態勢は整いました」と手応えを口にする。
ジャパンC4着以来、2カ月半ぶりの実戦。前走時の馬体重は494キロだったが「現状は515キロぐらいで推移していますね。先週の馬体重と同じくらいのところで推移しているので、そう減ることもないかな」と話す。放牧先から帰厩後は背丈が伸び、明らかにボリュームアップした様子。これが明らかな成長分だと示すためにも、いいパフォーマンスを見せて次のステージへつなげる。
提供:デイリースポーツ