「
京都記念・G2」(16日、京都)
完全復活を目指す
セイウンハーデスは13日、栗東坂路で
フェリーニ(4歳1勝クラス)と併せ馬。半馬身ほど遅れはしたが、抜群の反応でしまいを伸ばし、4F52秒8-38秒3-11秒9をマーク。23年
七夕賞以来、約1年7カ月ぶりの勝利へ向けて猛アピールした。
「馬なりでまとめるという指示。先週にしっかり追っているので、時計は気にしていませんでした。本当はもう少し馬体が絞れてほしいですが、動きは先週、今週ともに前走時よりいい」と橋口師。長欠明けを叩いた上積みを感じていた。
前走のチャレンジCは、右前屈腱炎による1年5カ月のブランク明けで手探りの状態。それでも、先行馬に厳しいペースを4角先頭から5着に踏ん張った。気性面での成長を感じさせるなど、収穫の大きい一戦だった。
「以前なら外からかぶせられたりすると、走るのをやめたりしていたのですが、今はハミを取って集中して走るようになった」と指揮官は目を細める。欲しいのは内容よりも結果。相手が強化されるこの舞台で弾みをつけ、春のG1戦線に殴り込みをかける。
提供:デイリースポーツ