4月末からホッカイドウ競馬で、6月には
中央競馬でも新馬戦がスタートする。昨年は
サートゥルナーリア産駒が27勝、
ナダル産駒がダートで次々に白星を挙げて話題を集めた。新種牡馬の活躍は2歳戦線で見どころのひとつだが、今年デビューを迎える注目の産駒は。現役時代に無敗クラシック三冠を達成した
コントレイルは、高額馬や良血馬が目白押しだ。
コントレイルは
父ディープインパクト、
母ロードクロサイト、母の
父Unbridled's Songの血統。19年のデビューから3連勝で
ホープフルSを勝ち、
JRA賞最優秀2歳牡馬に選出される。翌年も負け知らずのまま、父ディープとの“親仔クラシック三冠”を達成した。古馬との初対戦となった
ジャパンCで
アーモンドアイに敗れ連勝こそストップしたが、その後も馬券圏内を外すことなく、ラストランとなった翌年の
ジャパンCでGI・5勝目をマークした。
もちろん産駒への注目、期待は非常に高く、初登場となった23年のセレクトセール当歳
セッションでは億超えが連発。のちに
サガルマータと名付けられる牡駒は前田幸治氏によって5.2億円(税抜き)で落札され、セリ後のインタビューで
コントレイルの主戦だった福永師に預託されることが明かされた。
バイバイベイビーの2023は伯父に英ダービー馬の
サーペンタイン(
Serpentine)がいる良血で、こちらは前田晋二氏が3.3億円(税抜き)で購買。最後に紹介したいのは
ソウルスターリングの2023。母は16年阪神JF、17年
オークスを制しており、両親ともにクラシックホースとなる。
初年度に血統登録されているのは130頭。初勝利、初重賞制覇がひとまずの目標となるが、将来は“親仔三代無敗クラシック三冠”の大偉業を見てみたい。