雨が波乱を呼ぶか。日曜の京都競馬場の天気予報には、各社傘マークが並んでいる。近10年で稍重が2回、重が3回と、道悪になりやすい傾向の
京都記念(4歳上・GII・芝2200m)だが、今年も雨中の決戦となる可能性大。当時は阪神開催ではあったが、レース史上最高配当の3連単67万円馬券が飛び出した22年の再現があっても不思議ない。
道悪となった場合、真っ先に評価を上げたいのは
セイウンハーデス(牡6、栗東・
橋口慎介厩舎)だ。これまで稍重~不良では【0-2-0-2】の連対率50%。着外2戦はともに重賞での4着だから、一度も大崩れしていない。とりわけ不良だった23年の
新潟大賞典では
カラテと一騎打ちを演じて3/4馬身差の2着。3着は8馬身も引き離していたので、馬場は悪ければ悪い方がいいタイプだろう。ここは強敵相手となるが、馬場を味方に一発がある。
実績馬では
ソールオリエンスも道悪歓迎だ。重では23年の
皐月賞を制し、昨年の
宝塚記念でも2着に健闘している。一方、
チェルヴィニアは重~不良が未経験。
ハービンジャー産駒は
パワーに秀でた馬が多いが、この馬は牝馬らしいバネで走るタイプ。できれば良馬場の方がいいだろう。