小倉8Rの第27回
小倉ジャンプステークス(障害4歳以上J・GIII、芝3390m)は1番人気
スマイルスルー(
高田潤騎手)が勝利した。勝ちタイムは3分44秒7(良)。半馬身差の2着に5番人気
サイード、さらに4馬身差の3着に6番人気
サペラヴィが入った。
スマイルスルーは栗東・
斉藤崇史厩舎の5歳牡馬で、父
ルーラーシップ、
母スマイルシャワー(母の
父シンボリクリスエス)。通算成績は16戦5勝。
レース後のコメント
1着
スマイルスルー(
高田潤騎手)
「馬が強いので4連勝ということだと思います。僕は乗っかっていただけです。小倉を経験している馬ではありますが、実際に勝っているコースではなかったので、襷コースがどうかなという部分はありました。今回は先週の日曜日から馬をこちらへ連れてきまして、1週間コースに入れて、できることはやろうということで陣営と相談してきました。実はチラッと後ろを見た時、だいぶ後ろを離していたので、もうそんなに追わなくてもいいかなと思っていたのですが、小坂騎手が僕の真後ろに隠れていたのを知らなくて、最後は少し詰め寄られて、小坂騎手が“くそー!”と言っていました。
(障害勝利数単独9位について)その数字はもちろん知っていましたし、僕の師匠である松田博資先生の記録に並んでいたのですが、僕は二十何年乗っての記録です。松田先生は確か16年ぐらいで達成されているので、全然足元にも及ばないかなという感じです。
(重賞は)去年勝つまで8年勝っていなかったのですが、重賞は強いだけでは勝てないことは重々承知しています。馬の状態であったり運も必要だなと感じているので、全てが噛み合わないと勝てるレースではないなと思います。
コ
ロナ禍でずっと長い間できていなかったジャンプコースの
バックヤードツアー、今年は6年ぶりに開催されるということで、たくさん応援ご応募いただいていると思います。ありがとうございます。この後
バックヤードツアーがありますので、障害に乗るジョッキーはほとんど参加しますので、なかなかボリューミーなイ
ベントになると思います。この小倉をはじめ他の競馬場でもどんどん障害コースの
バックヤードツアーをやっていくと思いますので、極力僕らジョッキーも参加したいと思っていますので、そちらの方も楽しんでいってください。よろしくお願いします。ありがとうございました」
2着
サイード(
小坂忠士騎手)
「中間は良さそうな感じだったと聞いていて、その通りだったと思います。良いところまでは迫ってくれましたが、相手は手応えが楽でしたね。以前も小倉で2着に入ったことがありますし、さすが実績馬だと思います」
3着
サペラヴィ(
江田勇亮騎手)
「今日は右回りや襷コースがあり、気持ちが素直ではないなかで走る馬なので、勝ち馬のような馬がいた時に、ということも含めて、試しの競馬になるところが多かったです。スクーリングの段階から、ダートとの切れ目のあたりを気にするところがあり、最初の障害でふわっとして、位置が下がりました。そこだけ飛びもバラバラっとしていましたね。全体的に、飛びが危ないところはありませんでした。襷でもスピードに乗せることができました。勝ち馬に余裕があって、最後は苦しくなりましたが、襷や右回りは問題なくこなしてくれましたし、左回りに限らない考え方ができると思います」
4着
アランデル(
上野翔騎手)
「中間はスクーリングさせてもらっていましたし、小倉では短い距離ですが、勝ったこともありますしね。今日に関してはこちらが気にして、のんびりしすぎました。馬は良かったと思います。速いペースのなかで楽に上がっていけましたし、このメンツでこれだけやれたのは良い内容でした」
ラジオNIKKEI