◆第60回クイーンC・G3(2月15日、東京競馬場・芝1600メートル、良)
クラシックにつながる3歳牝馬限定重賞に14頭が出走し、単勝3番人気の
エンブロイダリー(美浦・
森一誠厩舎、父
アドマイヤマーズ)が直線で鮮やかに抜け出し、デビュー5戦目で重賞初勝利を飾った。
クリストフ・ルメール騎手は2011年から15年連続の重賞勝利で、クイーンCは現役単独最多の4勝目(歴代最多は岡部幸雄元騎手の5勝)。昨年開業した森一調教師は昨年のカペラS(
ガビーズシスター)以来の重賞2勝目となった。
昨年デビューした
アドマイヤマーズの産駒は重賞初タイトルとなった。同馬は祖母の姉にG1を6勝した
ブエナビスタがいる血統馬。昨年11月に東京・芝1400メートルで2勝目を挙げ、3か月ぶりの実戦で結果を出した。勝ち時計の1分32秒2は2016年に
メジャーエンブレムがマークした1分32秒5を上回るレースレコードとなった。
2着は8番人気の
マピュース(
田辺裕信騎手)、3着は6番人気の
エストゥペンダ(
三浦皇成騎手)だった。1番人気の
マディソンガール(栗東・
中内田充正厩舎、父
キズナ)はスタートで遅れて後方から追走の追走となり、直線で伸びたが6着に終わった。
三浦皇成騎手(
エストゥペンダ=3着)「ペースうんぬんではなく、マイルのリズムだとタメがつくれないですね。それでも、よく伸びてくれています。今後はそのへんも含めてですね」
坂井瑠星騎手(
コートアリシアン=4着)「スムーズなレースで、出せる力を出してくれたと思います」
菅原明良騎手(
スライビングロード=5着)「もう少し前で運ぶ予定でしたが、折り合い面とリズムを考慮して、あの位置取り(4コーナー7番手)になりました。直線で前の馬を気にする感じで伸びきれませんでした。それでも、前があけたら伸びてくれました」
スポーツ報知